2020年12月 振り返り


激変の一年も終わりを告げようとしている。何事にも終わりは存在する。コロナもしかりだ。 

2020年の自分を振り返ると 1月は前年を引き継ぎ かなりの忙しさで幕を開けた。ところが2月後半に2月28日の研修をコロナのためにキャンセルしたいとの話があった。連絡が来たときには学校も通常運営だったのでいくら何でもキャンセルはやりすぎだろうと思った。しかしその後 研修予定は続々とキャンセルか延期になった。結局3~6月までまったく仕事がゼロ。テレビで多くの芸能人が3~6月までは仕事ゼロだったと語っていたが コロナの影響でいえば 芸能人なみということになる。

さすが3月下旬になると コロナ騒動が長引きそうなことが気になり始めた。これを機に引退するには少し早すぎる。そこで重い腰に激を飛ばして 世間並みにオンライン研修を考えることにした。実は 私の研修のウリは私自身の経験に基づいた直接指導であり かつ対面形式によるその場での直接添削だ。これらはオンラインには似つかわしくない。というわけで それまでオンラインにはあまり真剣に取り組んでいなかった。

しかしやる限りはベストのものを提供しようと 4月に入りオンライン版の内容を真剣に詰め始めた。ただし体制が整ったのは6月に入ってからだ。時間がかかったのは 私の研修の必需品である書画カメラの映像処理だ。私の研修ではリアルタイムの添削こそが命。この書画カメラの映像をテレビ会議アプリでストレスなく動かすために行きついた結論はビデオスイッチャーと呼ばれるユーチューバー御用達の機器である。ちょうど昨年秋にハリウッドの映像機器メーカー ブラックマジックデザイン社(米国企業)が廉価版ビデオスイッチャー(ATEM Mini)を4万円以下で売り出していた。それまではビデオスイッチャーといえば10万円位する代物だった。このビデオスイッチャーは大人気で在庫ゼロ。結局4月上旬に注文したビデオスイッチャーが届いたのは5月の下旬だった。逆に言えば この期間 いろいろと他の機器整備やオンライン内容の精査を行っていたので ちょうど良いタイミングだったといえるかもしれない。

オンライン研修は頑張った甲斐があった。研修主催者の方は皆 ユーチューバー並みの映像切り替えに驚かれたようだ。研修終了後参加者の一人からはどういう機器構成になっているのかという問い合わせもあった。また ある研修主催者からは他の講師と比べてマイクの音が一番良いが 何のマイクを使っているのかという質問もあった。ちなみに マイクはM-Audioという老舗米国メーカーのものを使用している。

6月中旬からオンライン研修を告知。延期になっていた研修が7月から徐々に復活し始め 9、10月は逆に目の回る忙しさとなった。内容的には 復活当初は 対面研修が1/3くらいあったが 今や 対面研修は1割以下。9割以上がオンライン。本当に様変わり。正直 今年は会社創立以来の大赤字かと覚悟していたが 締めてみると赤黒トントンで終わりそうな様子である。本当の厳しさは来年ということかもしれない。

さて年末には 今年一番のお買い得は何かと考えるのが常なのだが やはり上記で説明したビデオスイッチャー(ATEM Mini)が一番のお買い得。あと この欄でも紹介したロンドン生まれの折り畳み自転車ブロンプトンも高評価。

そうそう ネット購入できるようになった 宝くじのロト6で6つの数字のうち5つを当てたことも お買い得として報告しておこう。当然2等で数百万円かと思いきや 残念。2等は5つの数字にプラスしてボーナス数字が当たらないとダメだとか。結局 3等で16万円だった。もちろん このお金は1等狙いの資金に充当させるつもり。2021年こそは。皆様もよいお年をお迎えください。

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