2023年1月 オンライン環境への対応


あけましておめでとうございます。今年が皆様にとって発展の年でありますように。

さてコロナが大変なエピデミックだと認識され始めたのが2020年1月。もう3年も経ってしまった。あっという間の3年だったような気がする。歳を取ると一日を長く感じ 一年を短く長く感じるようになるというが これは歳のせいなのだろうか。それとも あまりも過激な変化のせいだろうか。

先日 歳を感じる出来事があった。研修中に アリスのコンサートに行った話をした時 「アリス」を知らない人がそこそこいたのだ。娘にこの話をしたところ 30代前半だったら知らなくても不思議はないという話になった。ということは 私の好きな「高橋真梨子」などはほとんど通じないと思った方がよさそうだ。はたして「中島みゆき」も通じないのだろうか 「ユーミン」はどうだろうか。

ただ IT環境に関しては何とか時代についていっている気がする。コロナのおかげというか オンラインのおかげで必要に迫られたからだ。今やっているオンライン研修は2020年の7月からスタートしているけれども その間 本当にいろいろなことを経験してきた。

オンライン研修のスタートが若干遅れたのは 私の研修での必須機器である書画カメラの活用が問題だった。ZoomでもWebexでもTeamsでも機能共有で書画カメラを使おうとすると画像の切り替えに3秒近く画面が真っ黒になってしまったのだ。これでは実用に使えない。ということで私を映すカメラ画像 書画カメラ画像 パワポ画像の3画像をビデオスイッチャーで切り替えて Zoomなどを運営するPCに入力することにしたのだ。基本構想はすぐにできたのだが ちょうど半年前に売り出された評判のBlackmagic社製の廉価版ビデオスイッチャーの入荷に3か月待つことになった。

オンライン研修を主宰して問題になったのはやはり通信環境だ。私のオフィスは光ファイバーを部屋まで引っ張っているので基本的に通信回線上の問題はないのだけれども それでもオンライン当初 時々だが画像が不安定になることがあった。Zoomに相談すると画像の問題のほとんどは回線の問題だという。ということで まずは回線をIPv6に切り替えるようにプロバイダー契約を変更しルーターを買い替えることにした。これでかなりの問題は解決した。今はダウンで300Mbps アップで90Mbpsくらい行く。ところがそれでも画像が急にがたつくことがあった。弊社のシステム顧問によると 原因は ウィンドウズの自動更新だろうということになった。というわけで 今は オンライン研修の実施予定日にはウィンドウズの自動更新を延期するようにしている。これにより回線上の問題は現状すべて解消された。

さらに 昨年はオフィス建物の大規模改修とぶつかり 2か月強 騒音を避けるために レンタルオフィスでオンライン研修を主宰することを余儀なくされた。通常Zoomなどの主催に使っているのは会社のデスクトップなのだが 移動のために自宅で使用しているラップトップで代用することにした。しかし5年前のラップトップはCPUのコア数が2。やってみると やはりこれでは荷が重すぎる。ということで これも新たなラップトップに買換えになった。驚くことに買換えた最新ラップトップ(上位機種)のCPUコア数は12もあった。簡単に書いているが実はここまで来るのに実にいろいろのことがあった。

今年はもう少しグレードアップするためにペン入力を活用しようと考えている。昨年秋 iPadを買い替えた際にアップルペンを購入し その拡張性に気付いたのだ。最終的には書画カメラ上で手書き添削する代わりにパワポのスライドショー上で直接ペン入力できないかと考えている。メリットは 参加者の画面上で 書画カメラ経由よりも若干鮮明度が向上すること。デメリットはパワポ・スライドショーの拡大表示機能が不十分なこと。ペン入力が可能なタブレットPCを購入する前に まずは 通称「液タブ(液晶ペンタブレット)」の普及版を購入しそれで試してみることにした。

変化はつきない。つきない変化に付き合うのは実に面白い。

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