2023年5月 ペン入力奮闘記


最近 仕事でペン入力をよく使うようになった。課題の添削作業やオンライン研修でのパワポ解説に利用している。

ペン入力に目覚めたのは 半年近く前にiPadを買い替えた時だ。追加購入した付属のアップルペンで遊んでいるうちに その使い勝手の広さに気付いた。まず考えたのは添削作業だ。今までわざわざプリントアウトした紙に赤ペンで添削し それを書画カメラで撮り PDF化するという いかにも紙の無駄遣いをやっていた。これは即座にペン入力に切り替えることにした。

ペン入力でやるにあたって まずは iPadに無料パワポをインストールしたうえで MS OneNoteアプリを使ってみた。しかし やってみるとファイル操作が今一つ使いづらい。そこで iPadではなくWACOMの液晶タブレットを使ってペン入力することにした。漫画家がアニメを画面で描きこむ あのツールだ。この液晶タブは何度か実践で試してみた。要は PC画面をHDMIで液晶タブに映し込み マウスの替わりにペン入力を使って操作するという仕組みだ。しかし PCと液晶タブの2つの画面を見ながら作業するのはやってみるといかにも面倒だった。

というわけで 結局 今まで避けていたMS365(Office)のサブスク購入を決断し iPad上で積極的にパワポやワードを使うスタイルに行きついた。今 添削はすべてiPad上のみでやっている。残念ながら iPadは一番シンプルなものなので アップルペンも第一世代。作業中に時々接続が途切れるのが欠点。しかし まずはそこそこ上手くいっている。何よりiPadだけで完結できるので作業が大幅に効率化した。不要になったWACOMの液晶タブはモバイルモニターとして利用している。

添削作業のペン入力に慣れてくると オンライン研修でのパワポ解説もiPadのパワポでやるほうが便利かもという気になった。何しろ スライドビュー中にペンで書き込みができるからね。スライドビュー中にペン入力で自由に書き込みができるほかに気付いたメリットがある。それはスライドの拡大機能だ。iPadではパワポ・スライドビュー中に 指で自由に拡大・縮小ができる。PCでは「虫眼鏡機能」を利用するが 拡大の大きさが一つに規定されている。これは実際にやっているときわめて大きなメリットだ。

デメリットもある。その一番はハイパーリンクだ。Windowsパワポではスライドに簡単にハイパーリンクを張ることができる。これが iPadでは難しい。同じフォルダー内の別ファイルへのハイパーリンクがうまく設定できないのだ。今うまい方法はないかと検討中だが どうも簡単にはできないみたいだ。

試行錯誤の結果 一応 iPadやペン入力も必要に応じて使えるようにはなった。しかし MSアプリ使用を前提にすれば 次に買うのは やはりMS Surfaceだろうか。・・・しかし キリがないな。

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