2009年8月No.1 国際ビジネス大賞を審査して


先般、国際ビジネス大賞(International Business Awards)の最終審査員を頼まれ、その審査にあたりました。国際ビジネス大賞は、全米ビジネス大賞(American Business Awards)などを主催するスティービーアワードが、その国際版として2003年から始めたものです。スティービーアワードは、幾つものカテゴリーで優 秀企業を評価する、いわば、ビジネス界のアカデミー賞(“ニューヨークポスト、2005.4.27”)とでも言うべきコンテストです。本年度から日本事務 局を設け、最終審査員にも日本人を加え、日本企業の積極的な応募を働きかけています。 (http://stevieawards.jp/)

この賞の特徴は、多くのカテゴリーに分かれ、企業の著名度、大小、国籍、業種に関わらず、正当に評価され、受賞の可能性があるということでしょう。実際、私が担当した最終審査対象企業に関しては、その7割は私が初めて耳にする企業で、非先進国の企業が3割以上、中堅企業が半分近くという感じでした。

ち なみに、評価の過程で私がこれは素晴らしいと強く印象付けられた企業は、著名な大企業というよりも、むしろ、古いビジネス慣習の中で改革を試みる途上国の 企業や、思いつかないようなアイデアをビジネス化し、急成長を続けている中堅企業の方でした。今回、私は日本企業の評価には携わりませんでしたが、日本か らは株式会社コムセルと株式会社アイエフネットの2社が受賞したと聞いています。共に、それほど著名とはいえない中堅企業です。

ま た、評価を通じて感じたのは、この種の応募というのは、賞を取れたか取れなかったかという結果よりも、この応募プロセスそのものに意味があると言うことで す。応募に当たっては、短い文章で自社や自分をしっかりとアピールしなければなりません。何を目的とし、何を行い、どういう結果を生み出したか、そして、 なぜそれが賞を取るに相応しいと考えるか。この応募書類を作り上げるというプロセスそのものが、自分が目指してきたもの、そして、自分が成し遂げてきたこ とへの良い“振り返り”になるのです。

この賞は、企業としてのみならず、企業の一チームとしての応募も可能と聞いています。大企業、中堅・中小企業を問わず、ぜひチャレンジされてはいかがでしょうか。

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