2009年11月No.1 クリエイティブ・シンキング#2
前回、以下の質問を出しました。(答えは過去の一言集にあります。)
最も難しいのは最後の問題でしょう。これは、問題1~3の考え方(過去の考え方)に足を引っ張られては答えが出ません。いかにして、過去の考えを断ち切るか、ゼロから発想できるか、これがクリエイティブ・シンキングのスタートポイントです。
もう一つ、新しい問題です。
100人がトーナメント形式でテニスの試合を行ないます。各試合は勝つか負けるかのみで、引き分けはありません。さて、優勝者を決定するまでに、幾つの試合が行なわれる事になるでしょう。(答えは次回)
前回の問題
ここに4つのマッチ箱があります。
① すべての箱が別の2つの箱と接するように、4つの箱を配置してください。
② 1つの箱が別の1つの箱と接し、1つの箱が別の2つの箱と接し、もう1つの箱も別の2つの箱と接し、さらに、1つの箱が別の3つの箱と接するように、4つの箱を配置してください。
③ すべての箱が別の3つの箱と接するように、4つの箱を配置してください。
④ すべての箱が別の1つの箱と接するように、4つの箱を配置してください。
新しい問題の答え
優勝者を決めるまでに幾つの試合が行なわれる事になるか?こう質問すると、多くの人は、“勝者”を意識します。ここでのコツは、この発想を切り替えて“敗 者”の視点から考える事です。つまり、一つの試合ごとに敗者が一人現われ、その人はその時点でトーナメントから姿を消す事になります。100人のトーナメ ントで一人の優勝者を決めるということは99人の敗者を決めるということです。したがって、必要な試合数は99試合になります。