2010年2月 No.1 上り坂を走る


1月末、千葉館山の若潮マ ラソンを走ってきました。まれに見る晴天で、天気に関しては最高でしたし、冬の海という環境もなかなか素晴らしい。海辺なので走る前は風が強いのではない かと思っていましたが、地理的に見ると、館山の海岸は西(東京・静岡方面)に面しており、つまり、直接、太平洋側に面しているわけではないので、風もほと んどありませんでした。昔、娘の学校が館山で遠泳をやっていましたが、納得です。

しかし、コースそのものはアップダウンの激しいコースで、とりわけ、30 キロあたりのこれでもかという上り坂には参りました。結局、上り坂で足を使い果たし、以降の下りも上手く走れず、またもや最後の数キロでばたばた状態。悔 いの残る結果に終わってしまいました。延々とした上り坂で有名な沖縄NAHAマラソンの悪夢を思い出してしまうほどでした。

どうも上り坂は上手く行きません。以前から気づいていたことですが、長い上り坂を走ると、後半に、いわゆる体幹がぐらついてき、腰に来ます。というわけで、これからは体幹・太ももの筋トレと坂道ランニングに励もうと、ジム通いを始めることにしました。

話は変わりますが、JAL が会社更生法適用になりました。2ヶ月前、このHP上で、コンサルタント的に言えば、当然、法的処置だといいましたが、結果的にその通りになりました。こ れでJAL再生の未来がようやく見え始めたと思います。公共交通機関としての足かせはありますが、稲盛会長がCEOを続ける限り、8割がた、上手く行くで しょう。

会社経営もマラソンに似てい ます。平坦な道であれば、気持ちの持ちようで誰でもそこそこには走れます。しかし、上り坂が続くと力の差が出ます。坂の途中で息切れする人もいますし、坂 で力を使い果たし、以降、上手く走れない人もいます。平坦な道では気づかないのですが、上り坂を走るには筋力が必要です。とりわけ、体幹周りの筋力強化は 不可欠です。体の軸がしっかりしていないと坂道を走りきれないのです。これには、日頃から上り坂を走る練習と、筋力強化のトレーニングが欠かせません。心からJALの再生を願っています。

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