2010年8月 アップル晴れのち曇り


先日、iPadをべた褒めしたが、ちょっと早すぎたかもしれない。確かに、iPadを経験するにつれ、ビューワーとしての優れた機能と能力には驚かされる。ビューワー機器と割り切れば、やはりiPadは秀逸である。

しかし、iPad Wi-Fi型の無線LANのトラブルは何とかして欲しい。購入してほどなく、無線LANがiPad立ち上げ時に自動的につながらないというトラブルが続出 したのだ。しかも、これは私のiPadの問題であり、妻のiPadは問題なくつながっている。同じ環境で、同じ型のiPadなのに私の方だけに問題が出た のだ。これは深刻かもしれない。

システムのプロの知り合いに尋ねたところ、そのプロの持っているiPad (Wi-Fi)もまったく同様の状態で困りきっていると言う。ウェブを覗いてみると、無線LANが切れるというクレームや問い合わせがわんさかとある。い ろいろ予想される原因は挙げられているものの、アップルを含め、どれも決め手となる解決策は示されていない。要は真の原因がよく分からないらしいのだ。実 際、私の周りに、まったく問題がないという人も何人もいた。

考えた挙句、「B フレッツ光ルータ+安物の無線LANルータ」という無線環境を「Bフレッツ光ルータに専用LANカード」を差込み、LAN周りの機器を一体化させた上、セ キュリティをWEPからWAPに変更することにした。ここまでくれば、かなり王道的なLAN環境だと思う。しかし結果から言えば、逆にLAN接続の切断は 以前にもましてひどくなった。

この問題に直面している最中に、iPhone-4のアンテナ問題が大きな話題となった。iPadといい、iPhoneといい、アップルはアンテナ関係の技術に何か構造的な弱みがあるのではないかと勘ぐりたくなるような出来事の続出である。もう一言、素人の私にとっては、NTT光ルータの無線LANに関する説明書の分かりにくさといえば、今までに読んだ説明書の中でも最高ランクの分かりにくさであった。

結局、接続が切れないように無線LANの出力を強くするしかないという単純な結論に達し、NTT無線LANカードを返却し、バッファローの最高出力無線LANを新たに購入。ようやく問題が解決した。今年の夏は本当に暑い。

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