入門 考える技術・書く技術
出版社: ダイヤモンド社
初版: 2011年4月
著者: 山崎 康司
本書構成
序章 誤解だらけのライティング
第1章 読み手の関心・疑問に向かって書く
第2章 考えを形にする
第3章 ピラミッドを作る
第4章 文書で表現する
終章 メール劇的向上術
解説
ライティング研修参加者の様子を見ていると、ピラミッド原則を用いたビジネス・ライティングの考え方についてはほぼ全員がその合理性と必要性をすぐに理解する。しかし、頭の中では理解しているのだが、いざやってみるとなかなかうまく行かない人を少なからず見かける。よく見ると、普段何気なく使っている日本語そのものに足を引っ張られているケースが多い。確かに、ピラミッド原則の考え方は世界共通のグローバルスタンダードなのだが、考えの表現は使用している言語そのものに大きな影響を受ける。言い換えると、“考え方”は言語を問わないが、“考え”そのものは使用している言語に制約されるということだ。ロジカルに弱い日本語にとってこれは厄介な問題だ。本書では、日本語の特殊性に重点を置き、多くの事例を交えながら、ピラミッド原則の実践を分かりやすく解説する。
書評例
10年近く前に「考える技術・書く技術」を読んだが文章力の向上はさっぱりだった。 自分自身のロジカルシンキングが向上したせいではないかと思うが、本書は初心者にやさしい。
「ビジネス文書の読み手は、自分の関わっているビジネスの状況を改善したいと考えており、そのために何をすべきか悩んでいる。わざわざ文書を読むのは、その答えを探しているからである」ということが本書のポイント。
繰り返し読んでポイントをつかみ、「考える技術・書く技術」にトライ、更にはワークブックにもトライするのが良いのではないか。そういう私は2回ほど読んでみたので「考える技術・書く技術」・ワークブックにトライしてみる気になった。
・・・アマゾン 読者レビュー (2011年4月)