
過去のひと言
2025年1月 高校ラグビー雑感
あけましておめでとうございます。7月以降 どういうわけか仕事に忙殺され このエッセイ欄もすっかりさぼってしまいました。とりわけ 年末年始は大変なスケジュールでした。年末は断り切れない用事で海外に出かけ帰国したのが30日夜。それから孫の花園ラグビー応援のために 正月三が日を大阪で過ごすということになりました。
今回は花園(東大阪市)とラグビーがらみの話。そもそも花園(あるいは東大阪)はラグビーの街がアピールポイント というかラグビーで成り立っている街。高校ラグビー大会のある期間はまさに街中がラグビーだらけで大混雑です。
大会は第1 第2 第3の3つのラグビー専用グラウンドを用いて行いますが 準々決勝からはすべてメインの第1グラウンドを使用。26,000人以上の顧客を収容する立派なグラウンドです。この花園の第1グラウンドでプレーするというのは高校生ラガーマンの一つの夢といっていいでしょう。準々決勝では観覧席の一部が一日指定席になっており 試合の数日前には満員御礼となります。1月3日の準々決勝は地元の人たちがこの指定席に座って弁当・ビールを片手に一日中準々決勝の4試合を楽しむという風情。寒さ対策さえ怠らなければこれはなかなかの過ごし方に見えました。
さて孫の所属する東海大相模高校はシード校。順調に勝ち進んだのですが 準々決勝で強豪 東福岡に惜敗。ベスト8で終わりました。それにしても東福岡戦は大接戦。最後の5分で逆転されたものの得点差はわずか4点。しかも ノーサイドまであと1分のところで今度は再逆転のチャンスを得ます。トライラインまであと10メートルの地点で相模ボールのラインアウトです。これをトライすれば勝利。そして ラインアウトのボールを確実に確保し モールで押し込むという相模得意の体制に。この時点で相模の応援団は皆勝ちを意識。応援は最高潮に。しかし なんとしたことかモールの中でボールをポロリ。万事休すとなりました。最後は焦りというか 経験の差でしょうか。
孫自身は第3戦と準々決勝でスタメン出場。身長167センチという小柄ながら フォワードで2年生のスタメンは彼一人だけという栄誉でした。しかも両試合でそれぞれ一つずつのトライ。とりわけ第3戦のトライはカメラアングルがよかったため ネットのみならず朝日新聞神奈川版でトライシーンの画像が掲載されました。何という幸せな男でしょう。
ただ彼は花園の2か月前の県予選で肩を脱臼。ぎりぎり花園に間に合いましたが 本当に出れるのかどうか最後の最後まで分からない状況でした。間に合わねば登録からはずれ ベンチにも入れません。そもそも100人を超す部員の中で メンバー登録できるのは25人だけ。3年生でも登録されない選手はたくさんいますし 実際にケガで登録から外れた選手もいます。登録選手は大阪のホテル泊ですが 非登録の応援部隊は少し離れた京都のホテルです。孫がそういう厳しい競争を経験し 恵まれた状況に感謝しながら頑張っている姿を見ていると 冗談なしに涙が出ます。この1年でかなり成長したようです。
東海大相模のラグビー部には寮はありません。全員が自宅通学です。今回の花園出場校で寮がないのは相模だけだとのことでした。したがって寮費は発生しませんが それでもそれなりの出費はあるようです。遠征費やら何やら 父母は月数万円以上かかっているとのことでした。ちなみに登録選手の参加費は学校から出ますが 非登録選手の同行費は部員の父母全員で分担して負担します。同校のラグビー部監督は高校の先生で学年主任です。勉強をおろそかにさせず 遠征のたびに父母の金銭的負担に感謝しろと説明してくれるのはありがたいことです。
2026年2月 選挙と不倫
衆院選挙真っ最中の今(2月6日) いろいろネットで調べていると 先月の前橋市長選挙の話が引っかかってきた。妻子ある男性部下(市の幹部職員)とラブホに10回以上通い詰めたあげく 不倫疑惑で辞職。しかしながら 出直し選挙で再選を果たした小川市長の話だ。下手をすれば 不倫相手の妻から訴えられてもおかしくない状況のなか 圧倒的な大差で再選を果たしている。前橋市民はそもそも政治家にモラルなどなんの期待もしていないのだろうか。私にはとても信じられない出来事だった。
一方で 不倫相手とみなされる男性はラブホ報道の翌日に降格・配置転換させられたという。私が注目したいのはまさにこの点。行政トップの市長と市の職員はれっきとした上司・部下の関係にある。しかも幹部職員であれば直接的な上司・部下の関係である。問題が明るみに出て 時間の差はあれ 上司である市長は辞職 部下である市職員は降格。まあ当然の結果のようには思える。
問題はこの一件が明るみに出なかったならばどうなっていたかという話だ。おそらく 不倫相手の幹部職員は市長である上司のご寵愛に預かり 二階級特進ていどの昇格 もしかすると市の大幹部に抜擢となる可能性もあったのではないだろうか。市長のオシとあればその昇格に異を唱える人はあまりいそうもない。この一連の不倫騒動の中で この観点の議論をほとんど目にしなかったのが気になっていた。
もちろん 上司と直属部下との間の恋愛は不倫にとどまらない。純粋な恋愛相手でも同様の問題は起こりえる。ある大手企業との会合に珍しい苗字の女性(非管理職)が参加したことがある。実は彼女が所属する事業本部長も同じ名前だった。不思議に思い尋ねると 数か月前に結婚したとのこと。歳の差婚ですと笑い話になった。ちょっと待って 笑って済ませてよい問題だろうか。その女性を人事査定する部長や課長に夫である事業部長への忖度が働かないと言い切れるだろうか。私個人的には 結婚が決まった段階で 人事に相談の上 女性の配置転換をお願いするのが筋だと思う。実は 職場における上司と部下の恋愛問題はモラル的に議論を引き起こしがちで 欧米ではビジネス倫理のケースとしてよく登場する。
前橋市長再選挙の結果を眺めて 日本では不倫も恋愛も何とおおらかに受けとめられるものかと考え込んでしまう。今回の衆院選 自民党裏金疑惑議員が堂々と公認を受け かつ 比例名簿にまで名前を連ねるご時世。色恋はさておいても お金の問題だけは厳しい態度で臨もうではないか。
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