アクション・コース


オブジェクティブ&ゴール思考を活用した行動計画書作成の習得

ビジネス社会では、我々の「考え」はすべて、何らかの形で「行動」と結びつかねばなりません。ビジネスである限り、最終的には売上げや利益など眼に見える成果を生み出さねばならないからです。残念ながら、じっと座って考えているだけでは、これらの結果を生み出すことはできません。
しかも、現代のビジネスは、じっくりと考えているうちに周りの環境がすっかりと変わってしまうほどの変化の早さこそが特徴です。「下手の考え、休みに似たり」どころではなく、「下手の考え、サボるに似たり」となってしまうのです。ビジネス社会では、あれこれ考えるだけで結果の出ない人間を待つ余裕は無いのです。
明確な目標にもとづいた事業計画や行動計画作成、他組織や他企業との連携作業のための行動計画作成・・・。本プログラムは変化や連携という現代のビジネス要求から生まれたものです。


研修の目的

「考えのために考える、分析のために分析する」というありがちの悪習から脱却し、つねに「行動と目標達成のために考え、コミュニケーションする」習慣を身につけるのが本コースの狙いです。行動を考えの目的に置き、先回りして効率よく行動を考える方法を繰り返し演習し、身につけます。研修終了後には、「オブジェクティブ&ゴール」という言葉が呪文のように頭の中にインプットされます。これにより、何かを考えようとすると、自然とゴール(数値目標や期待成果など明確な目標表現)への強い意識を持つようになり、その結果、具体的な目標や行動計画に向かって組織全体でフォーカスされたコミュニケーションが行われるようになります。

研修の概要

通常は、基礎モジュール復習とセットで学習します。基礎コースと同様、60ページに及ぶ教材には、数多くの小演習が含まれています。参加者はこの課題を予習してクラスに臨まねばなりません。推定予習時間は、半日1クラスについて、4時間です。他コースと同様に、予習結果に対する双方向の指導がクラス進行の中心となります。

Ⅰ 目標を定める・考えのスタートポイント
・オブジェクティブ&ゴール
ビジネスでは、行動に結びつかない考えはすべて価値がないという基本原則の下、 アクション思考の基本技術を学びます・ 問題の定義(行動を目的とした問題のとらえ方)
・目標の定義(Objective & Goalを用いた目標設定の方法)
Ⅱ 行動方針を決める・状況のWHY、方針のWHY
・仮説アプローチとイエス・ノー質問
・設定目標のチェック
行動を重視した戦略や基本方針立案の効率的な進め方を学びます・イエス・ノー質問を利用した簡単な仮説アプローチ実践
・設定した基本方針や基本戦略が適切かどうかの簡易チェック
Ⅲ 行動を計画する・目標ピラミッド
・行動計画、事業計画、経営計画の作成
汎用性と実践性に富む、ピラミッド型の目標管理技法と行動計画技法を学びます・実践型の目標ピラミッドの作成
・目標ピラミッドの各種計画作成への応用

コース設定・費用に関して

経営陣、企画部門、戦略部門、予算関連部門、営業リーダーなど、目標設定・事業計画作成・予算作成の責任を持つ人が対象です

  • 参加資格:上記基礎コースの既受講者しか参加できません。基礎コース終了後3ヶ月以内の受講を強くお薦めします
  • 履修対象: 基礎モジュールの復習(レベルB)、および、アクション・モジュール (基礎モジュール復習のレベルは、基礎モジュールよりも若干難易度が高く設定されています)
  • 実施: 半日(4時間30分)を2回。第1回と第2回の開催には、3~4週の間隔をあけることを強くお薦めします。同日に2回を実施することはできません
  • 適正人数: 12~18人(最大20人)、必要となる参加者の予習時間:約4時間/回
  • 教材: 弊社作成の独自教材
  • 副読教材: 「オブジェクティブ&ゴール」(講談社)
  • 研修費用: 1コースあたり120万円(消費税別、教材費含む、推薦副読書は含まず、また、会場設定費用なども含まず。継続割引あり)

演習課題例 (研修クラス内で行なう演習課題の簡単な例です)